格闘家の素顔>亀田三兄弟の子育て論とは？

亀田三兄弟の話題も以前のようにあまりテレビで見ることが
少なくなってきましたね。
ところで、３人の名前はわかりますか？

上から興毅、大毅、和毅です。
興毅の名前は、相撲取りの琴風豪規（ことかぜこうき）
からとったとのことです。
一時期は、ドキュメント番組も結構あってましたが、
出る杭は打たれるということでしょうか。

そうはいっても、おやじの亀田史朗さんの子供の育て方
には、一目おくところがあります。
マスコミにでてきたときの態度は無愛想でしたから、
嫌いな人も多いかもしれませんね。
興毅が小学校のときの作文で「世界チャンピオンになり
たい」と書いていたのを真剣に受け止めて、親として
できることをしたということです。

普通の親なら「お前がなれるわけないやろう。無理、無理」
と一蹴するのがおちです。
でも、実際に興毅はボクシングの世界チャンピオンに
なりました。

そんな史朗さんの子育て論はこんな感じです。
・人よりも一歩も二歩も先に進もうと思ったら、
人が休んでいるときに自分も休んでいたら勝てない！
自分がきついときは、相手も同じようにきつい！
これは大山倍達総裁も言ってました。
つまり、相手に勝つ前に自分に勝てということですね。

・子供に自信をつけさせることが大事！
たとえば、試合に負けたときに、「おまえ、弱いな！」
などと言わない。
「今度は、勝つぞ！」といって自信をもたせて、
努力することが大切だということを教える！！

・小さいときの少しくらいの悪さはしょうがない！
これに関しては、度が過ぎるといけませんが、私もそう
思います。
論語のなかに「中庸」という言葉があります。
行いや考え方が、偏ることなく中正だという意味です。
バランスが大切だということですね。

それでは、幅の大きな考え方の真ん中と幅が小さな考え方
の真ん中とでは、どちらがいいと思いますか？
私は、だんぜん前者のほうがいいと思います。
そのためには、ある程のスピードオーバーはかまいません。

幅のある人間になるためには、子供の頃に「いいこと」
と「悪いこと」をたくさん経験させることが必要です。
こういうことを経験しないから、大人になって変な事件
がおきるんですよね。
私の同級生にも、昔ワルだった奴ほど、会社の経営者に
なって成功しているケースが多いのも事実なのです。