格闘家の素顔>初体験！プロレス会場でのアルバイトとは？

私が高校２年生のときだったと記憶しています。
あの新日本プロレスが主催するプロレス会場の準備と警備の
アルバイトに行ったことがありました。

今から３０年以上も前のことになります。
だから、だいぶん前の話ですねー。
きっかけは確か友人の知り合いのおじさんの紹介でした。
当時から私のプロレス好きは仲間の間で知られていたので、
そのアルバイトの話がきたのだと思います。
自分の好きなプロレスのアルバイトができるなんて幸運でした。

会場は自宅から原付バイクで１５分くらいのところにある
北九州総合体育館というところでした。

前日の夜は、興奮してあまり眠れませんでした。

どんな仕事だったかというと、会場に行って床に傷がつかないように
ビニールシートみたいなのを敷いて折りたたみの椅子を並べました。
それから、その椅子に番号の書いてある紙をセロハンテープで貼って
いくという作業でした。

今では考えられませんが、昔はこんな感じで手作業でした。
その作業自体は特に、きつくもなく淡々と仕事をこなしていきました。
あとは、試合がはじまったときの会場の人員整理でした。

そんなことよりもレスラーがいつやって来るのか気になっていました。

お昼過ぎ頃になると、テレビでよく見るレスラーが、数名会場に
入って来て、準備運動をやりだしました。
まじかでプロレスラーを見るのは、このときが初めてでした。

「うわーっ！背も高いし、からだデカイし、凄い筋肉やなーっ！
こんなので、技くらったら、ひとたまりもないなー！
でも、ちょっとくらってみたいなー！」
と一人こころのなかで興奮していました。

私が会場の準備をしている、すぐ隣ではあのストロング小林が
ヒンズースクワットをやりはじめました。
そう、あの腕を振りながら、屈伸するやつです。

相当長い時間集中して、黙々とやっていました。
先ほど、敷いたシートの上に、汗がボタボタと落ち始めました。
みるみるうちに今まで見たことのないような水溜りができました。

「思う念力岩をも通す」恐るべし！