格闘家の素顔>UWFインター時代の安生洋二選手の副業とは？

ＵＷＦインターの試合が、私の地元の格闘技の聖地と
いわれている博多スターレーンでおこなわれました。
今まで、新日や全日の試合しか観戦したことのなかった
私にとっては、初めての経験でワクワクしていました。

まず、試合会場の雰囲気からして違っていました。
観客も心なしか、緊張しているような感じでした。
その頃は、選手の数もそんなに多くありませんでした。
その為、試合数も少なかったですね。
今思えば、後になって大活躍する若い頃の桜庭選手も
いました。

試合が始まると、ＵＷＦ独特のレガースを着けた足から
回し蹴りが放たれると、会場全体に「バシーン！」という
音が響きわたりました。
その度に、観客席から「オーッ！」という声が漏れました。
これは、今までのプロレスとは全く違うものでした。

しかし、リアリズムを追求しているけどリアルまでいってない。
多少、見せる部分も含まれているなと・・・。
その後は、ご存知のように総合格闘技ブームになりました。

結局、ＵＷＦとは王道のプロレスと総合格闘技をつなぐ
接着剤のようなものだったのではないでしょうか？
そういった意味では、なくてはならない団体だったのでは。

仕事もそうですが、新しいものを生みだすためには見えない壁
を乗り越えないといけません。
当然、苦痛や努力を伴います。
壁の向こう側が見えるようになるまでは。

この試合が終わったので帰ろうと会場の外にでました。
すると安生選手がいて、人が集まっていました。
何をしているのかなと、近寄りました。

「これ、買ってねー！生活の足しにするからー」などといって
ミスター２００％のロゴ入りの携帯電話を販売していました。
生活が苦しかったんでしょうか？