格闘家の素顔>アントニオ猪木のジャーマンを高校生がものまね？

高校のときに、体育の授業でレスリングがありました。
珍しいかもしれませんね。
体育の先生のなかに、オリンピック予選でいいところまでいった
先生がいたのです。

みんな格闘技が大好きでカラダを動かしたくて、ウズウズ
している年頃でした。
授業が終わって、休み時間になると、教室の一番後ろで友達同士
で戦いごっごをしていました。

ある時、学校の体育際でレスリングのクラスマッチが行われました。
各クラスから、５名ずつ出場して対戦するという大会でした。
なぜか、私も選ばれました。
しかし、何対何だったか忘れたが、私たちのクラスは負けました。

あるクラスにウエイトリフティング部のＭ君というのがいました。
アントニオ猪木のファンでした。
彼も、この大会に出場しました。
みんな、彼と対戦するのを避けていました。
一目瞭然、パーワーがすごいのでです。
学校は、丘の上の方にあり、彼はいつもつま先で歩いて足を
鍛えていると有名でした。

あるクラスの選手と対戦したときでした。
相手の選手をバックから羽交い絞めにして、そのままブリッジ
してうしろに投げ飛ばしました。
いわゆるジャーマンスープレックスがきれいに決まりました。
やられた相手選手は、たまったものではない。
受身がとれず、しばらく立ち上がれませんでした。

今でも、その光景はスローモーションで目に焼きついています。
アントニオ猪木より、上手でした。
素人の私が言うのもなんなんですが、猪木のジャーマンは、
うしろにそるときにブリッジの姿勢が低すぎます。

その後、Ｍ君は、その後ウエイトリフティングで国体などに出場して
現在は、りっぱな指導者になっているとききました。